「考える術 人と違うことが次々ひらめくすごい思考ワザ71」
著者 藤原麻里菜
まずは著者 藤原麻里菜さんについて
いつだったか、Yahooのコラムみたいなコーナーをきっかけに藤原さんを知るようになりまして。その記事では、今回紹介というか読んだ書籍の一部を参考にしつつ、アイディアの産み出し方が紹介されておりました。
で、藤原さんて人は、元々、吉本興業の芸人だったらしいのですが、何かのきっかけで、「無駄づくり」をテーマとする発明家アーティストとなった人です。
さて、「無駄づくり」ってなんだ?というわけですが、「頭の中に浮かんだ”不必要なもの”を何とか作り上げる活動」とのこと。SNSやYoutubeでの人気も高く、2018年、台湾で開催した個展では、2万5千人以上の来場者が訪れたということです。
200を越える発明品を開発してきた藤原さんですが、2021年2月の 「DIAMOND online」の記事で、「今回の書籍から藤原さんが考えるベスト3の発明品はなんですか」という質問に下記のように回答されています。
3位「ラーメンの画像をすべてネジにするアプリ」
2位「イントロクイズ目覚まし時計」
1位「イヤフォンを絡ませるマシーン」
もうちょっと詳しく知りたい方は、書籍を購入するなり、藤原さんのWebサイトもご覧ください。
で、私はというと。
私も久地アバウトという「無駄コンテンツ」を追求し、製作しておりますので、大変興味がわいたので書籍を手に取り、読んだ次第です。
書籍の構成について
全体では
「”逆”から考える」「”失敗”から考える」「”好きなこと”から考える」「”欲”から考える」「”めんどくさい”から考える」「”ネット”から考える」「”短時間”から考える」という7章立てで構成されておりまして、各章の中では、約10項目の「”●●”を視点にして思考した結果、▲▲という発明品が誕生しました」という流れで各項目が記述されており、思考の結果と、誕生した発明品が合計71個、紹介されています。
「考える術」を参考に、私が発想した発明品
ここで、ひとつ、私が発想した発明品を紹介します。
それは、「メザマシ4DXpro」です。
書籍の「考える術06 ダジャレから考える」と「考える術19 今ある知識で解決する」という術に強く感銘を受け、発想が湧いた次第です。
まず、「考える術06 ダジャレから考える」から思考の旅をしてみましょう。
いわゆる、「目覚まし時計」が思いつきまして。従来、私は朝が苦手(二度寝したくなる)なので、「なんとか快適な目覚めを得ることはできないだろうか」ということを常々考えておりました。で、せっかく発明するのだから、「目覚めをより快適にする発明品を発想するぞ」という信念を持って思考を巡らせます。
「考える術06 ダジャレから考える」で思考した。
1.目覚まし時計
2.目覚めの”良さ”が増す
3.ラーメン屋では「チャーシュー2倍増し」、カレー屋さんでは「辛さ10倍増し」という言葉がよく使われるなぁ・・・→ここでダジャレの発想を差し込みます
4.発明品の名前を「メザ増し」にしようと決めました。(この段階では、「メザマシ」というすべてがカタカナの表記ではありません)
「考える術19 今ある知識で解決する」で思考した。その1。
次に実施した思考が「考える術19 今ある知識で解決する」です。いわゆる発明品の名前を決めたのはいいけれど、どんな製品で、どんな機能を持っている製品にするかについて思考を巡らせます。ただしゴールとして見据えているのは「目覚めをより快適にする発明品を発想する」です。
で、「今ある知識で解決する」を元に自分なり問いかけを作り、回答します。
1.眠るという行為に連想するものは何か?
→「体の疲れを取る」「浅い眠りもあれば、深い眠りもある」「良い夢、悪い夢、わけのわからない夢を見ることがある」
2.快適に目覚めるにはどんなことが手段があるのか?
→「早い時刻に寝る」「就寝前に湯ぶねに浸かる」「深酒しない」などを耳にしたことがありますが、これはあくまでも、快適な睡眠から快適な目覚めを得るための自分の行動習慣を見直すもので、自分自身を律することも必要になるのです。「メザ増し」は「怠け者にこそ、快適に使ってもらえる製品にしたい」という発想が広がります。
3.嫌な目覚めとはどんな時か?
→私が考えた嫌な目覚めを思考した際、思いついたのは「耳にガンガン響く目覚まし時計はいやだ」「鉄道会社の仮眠室には強制的に起床させるベッドあるらしい(雑誌かネットニュースで読んだ記憶があります)」ということです。ちなみに「鉄道会社の仮眠室には強制的に起床させるベッド」とは、目覚まし時計が鳴り、同時ベッドが自動的に作動し、上半身を強制的に起こし、無理やりに覚醒させるベッドとのことでした。
4.再度、快適に目覚めることを考察する。
→「嫌な目覚め」を思考した際、「嫌な目覚めとは、外的な要因が睡眠中の人間に大きな影響を与えるのだな」という考えに至ります。そこでもう一つの思考が発動し「外的な環境で、人間を快適に目覚めさせる手段は、あるだろうか?」とさらに自分自身に問いを投げかけました。
「考える術19 今ある知識で解決する」で思考した。その2。なぜか映画「男はつらいよ」を思い出す。
「男はつらいよ」ではないかもしれませんが、昭和時代のテレビドラマ、あるいは映画のワンシーンでこんなシーンを見たことを思い出します。
女性が朝食を作るシーンです。
ごはんを炊いた香り、みそ汁用の具をタンタンと包丁とまな板と使って切る音。朝食の準備中に生じる「良い香り」と「心地良い音」により、主人公の男性が目覚めるシーンです。
「男はつらいよ」で寅さんが言っていたのか、はたまたまったく別の映画か、テレビドラマかどうかは覚えていないのですが「大好きな女房が作る朝飯を準備する心地良い音、炊き立てのご飯や、みそ汁の香りと共に目覚める朝なんて最高じゃねぇか」みたいなセリフをどこかで聞いたことがあるような無いような、そんな思考を巡らせました。
「あっ、そうだ、私は映画をよく見る(劇場によく足を運んでた)」という視点。
「寅さんって、映画だったよね」と、さらに思いを巡らせます。で、そこで、振り返ったのが「コロナ前って、映画館で見てた」という思い出です。で、最近の映画館って「4DX」という上映方式があるらしく。「4DX」とは「これまで視覚と聴覚に訴えかけていた上映方式に、”嗅覚”、”触覚”にも刺激を与え臨場感を与える上映方式」らしいです。映画のシーンに合わせて、匂いやら風が吹いたり、乗り物に乗っているシーンであれば椅子がグラグラ揺れるそうです。実際に私は4DXを体験したわけではないですが、ディズニーランドにあった「キャプテンEO(マイケルジャクソン主演)」みたいなアトラクションみたいに映画の上映方式が変革していったのかなと思います。
で、浅はかながら思いつく「目覚まし×五感×映画館」という目覚めのエンターテイメント
で、
1.先述した「快適な目覚めをゴールに置いて発明したいこと」
2.映画「男はつらいよ」の朝食準備で寅さんが目覚める「朝食を準備する際の、音(まな板トントン)と香り(お味噌汁の美味しそうな匂い)」の組み合わせを思い出したこと。
3.近頃の映画館の上映技術の「4DX」(従来の視覚、聴覚に、嗅覚、触感を追加し、より臨場感を味わえるような上映方式)ってのがあるんだねと発見したこと。
を掛け算するとどうなるんだろうなと、さらに思考を巡らせます。
で、プロトタイプ案が完成する
で、様々な自問自答、考察、思考を重ねた結果、快適な目覚めの私なりの最適解が下記の通りです。
快適な目覚め=「イイ音(聴覚)」+「いい香り(嗅覚)」+「いい夢(視覚)」+「いい揺れ(感覚)」
で、さらに既に存在する具体的なサービスを組み合わせたのが「メザ増し」でした。
で、発明品ではなくて、「こんなスマホアプリがあったら楽しいかな?」という結論に至ったわけです。
最終的にはアプリ名「メザマシ4DXpro」として、架空アプリとしてYoutubeでリリースをしました。
※現時点で、起床時に「味覚」に訴えかける手段は、私は見つけることができていないです。
後日談
最終的にどんな仕組みを案としてアウトプットしたのかを申し上げます。
1.目覚まし時計が起床時刻を受信する。
2.目覚まし時計からスマートフォンで目覚ましトリガーを受信する。
3.スマートフォンから「パフューム香り出し器(今回は換気扇・嗅覚への訴え)」「ベッド(揺れを演出・触覚への訴え)」「天井のスクリーンから映画の名シーンが上映される(ビッグデータとAIと健康アプリが、本人の体調を分析し、日ごとに最適な映像を流す。視覚への訴え)」「スピーカから交換音あるいはミュージックが流れる(聴覚への訴え)」へそれぞれIoT技術を連携させ作動させ、総合エンターテイメントウィエクアップを促す仕組み。
※舌を使った「味覚」は、今回、対象外。
友人からの助言
目覚まし時計はいらないでしょ。だってスマートフォンに目覚まし時計機能ってついているじゃないですか。
終わりに
「考える術 人と違うことが次々ひらめくすごい思考ワザ71」だけではなくて、人間は生きているうちに様々な思考を巡らし、インプットとアウトプットを繰り返すことで、結構な脳の活性化が自然とできるんだなぁと考えました。当書籍は、そんなきっかけを再発見させてくれるアイディアが満載の素敵な書籍だと私は思います。
では、また。
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