男はつらいよ

継承されていく永遠の映画。

映画「男はつらいよ」は、テキ屋稼業を生業とする「フーテンの寅」こと車寅次郎が、何かの拍子に故郷の葛飾柴又に戻ってきては、何かと大騒動を起こす人情喜劇である。毎回旅先で出会った「マドンナ」に惚れつつも、失恋するか身を引くかして成就しない寅次郎の恋愛模様を、日本各地の美しい風景を背景に描いていた。

寅さんに息子がいた! その名は”車熊次郎”

”流しのストリートダンサー”を生業とする「フーテンの熊」こと車熊次郎が、何かの拍子に故郷の高津区久地に戻ってきては、何かと大騒動を起こす人情喜劇となる。旅先で出会った「マドンナ」に惚れつつも、失恋するか身を引くかして成就しない熊次郎の恋愛模様を、川崎市・横浜市の美しい風景を背景に描いていく。

第51作のマドンナ役は"MADONNA"

「男はつらいよ」のマドンナ役のオーディションを開催した結果、約5万人の応募者の中から本物のMADONNA(米国大物歌手)が合格し、本人役としてのキャスティングが決定した。

熊次郎の出生の謎

熊次郎の生年月日は1973年~1976年あたりと不明確である。現在のところ「男はつらいよ 寅次郎恋やつれ(第13作)」で寅次郎が出会った鈴木歌子との間に生まれた子供と言われている。

主題歌 長渕剛 「裸足のまんまで」

どしゃ降りの雨の中で
傘もささずに歩いてた
俺は最後のタバコを
今明日に叩きつけた
重くたれこめた暗闇の中
稲妻が俺を突き刺す
半パな俺の覚悟を
情け容赦なくはじく

しがない街に生まれて
やっとここまでたどり着き
だけどのっけからこの様さ
心が寒くて死にそうだ

裸足のまんまで笑われても
裸足のまんまで立たされても
裸足のまんまで責められても
俺は俺を信じてやる

じりじりと焼けただれる
ずるがしこさを身にまとい
あいつは獣のように
深い爪あとを残して去った
俺は都会の踏切に立ち
錆びたレールの向こう睨む
捨ててきた傷口どもが
ホラぶらぶら笑ってる

しみったれた街に生まれて
やっとここまでたどり着き
しみったれるなと雨をのろい
どっぷり首までしみったれた

裸足のまんまで笑われても
裸足のまんまで立たされても
裸足のまんまで責められても
俺は俺を信じてやる

裸足のまんまで笑われても
裸足のまんまで立たされても
裸足のまんまで責められても
俺は俺を信じてやる