2018年夏、日本における「働き方改革」が叫ばれる中、IT企業である日本電通株式会社では就業規則の制度改定に頭を悩ませていた。 経営層はいっこうに進まない労働制度再設計プロジェクトを見かね、6月半ばに労働コンサルタントの"ハンクス・グリーン"を招聘する。 通称"ミスタークールダウン"と呼ばれる男だ。 ハンクスは日本電通の社員たちが夏季休暇さえも取得せず(できず)に働く光景を見て、一気に改革を推進しようとするのだが・・・。
この作品は、 「働き方改革」を軸にダイバーシティ、賃金下落、ハラスメント、求職者や離職者の増加、人手不足、超高齢化社会、少子化などの問題に 鋭くメスを入れた社会派映画だ。 そして物語は、日本企業が抱える労働問題の深い闇を暴いていく。 日本人たちの働き方が問われている今だからこそ誕生した映画作品だと言えるだろう。
ハンクス・グリーン・・・労働コンサルタント
AoyamaMakoto・・・日本電通 労働改革課 課長
KumasakaSatoshi